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白夜行総括雑感 :: 2006/03/25(Sat)

白夜行、終わっちゃいましたね。
なんとしてもマイナスな方向にしか感想を述べることができないので黙っておいた方がいいのかとずっと自粛しておりましたが、最後だし、いいですか?まあ、でも、「好み」の問題ですからね。勘弁してくださいな。
武田鉄矢@笹垣が最後まで前へ出てきましたね。
原作でも、主役の二人より先に登場し、物語のラストである亮司の死に至るまでずっと関わり続ける登場人物、真相が分からずじまいだった二人の罪を憶測ながらも暴いた警察官、として重要な役割を担ってはいましたが、ドラマではそれに加えて、原作では次に重要かと思われる探偵今枝まで兼ねさせている。まあ、予算の関係で仕方がないのかな?とも思いましたが(笑)それにしても笹垣の存在はくどかった。そこまであの人を前へ出す理由は何?といらぬ勘繰りをしてしまう。
職業や立場はまあひとまず横に置いておいたとしても、彼の果たす役割がドラマが進むに連れてコロコロと変わっていて統一性がないと思うのも、疑問な点。あんなに執拗に手段選ばず二人を追い掛け回しておいて、最後の最後に父性ですか、いつもアナタタチを見つめていました、ですか。僕らを見てくれてありがとうと亮司に思わせちゃいますか。はあ、そうですか。弥生子さんの遺影を部屋に飾っているのも不自然。なんで笹垣が?そんなに弥生子さんのこと親身に思っていた?そうだったっけ?
どんな罪人も最期は皆善人になるその法則と一緒でしょうか。
ドラマが最終回に近付くと、笹垣、いい人になってきちゃった。
最終回で多くの人が感動したと思われる、
「あの日、お前を捕まえてやれんでほんますまんかったのう。…亮司、来いや」
そうやって父親のように手を広げる笹垣の姿にも、本来ならぐっとくるはずが、そんなこんなで全く心を動かされず。白々しいとしか思えない自分がいました。
まあ、あのシーンで笹垣の説得を一心に聞きつつじっとに見つめる亮司、いや、山田孝之の眼にはもれなくヤラれていましたけどね。なんて眼をしているんでしょう、あの子。瞳の奥から悲しみが声を上げて叫んでいるようでしたよ。

あ、そういえば、亮司、自殺だったんですね。
私は前も書きましたが、原作のあの場面は「事故」だと解釈しております。いや、そうであって欲しいという願望込みの解釈かな。雪穂のために自分が死んだからって何にも彼女のためにならないと思うし。それより捕まって黙秘を続けてその上で結果13階段を登ることになろうがその運命を背負って生きる覚悟はできていると思いますし。
なのに、自殺か……。残念。
ドラマはドラマで一つの解釈だから仕方ない、と頭では受け入れられますが、それが好きか嫌いかはまた別。
最後の最後に、この重要な場面でどう来るかなと思ったら、やっぱり最後まで解釈が違いました。合わないはずだ(笑)

でも、ドラマの亮司なら最後は自殺を選ぶだろうなとも思います。
めちゃめちゃ弱いもん。
私、もしかしたら、原作では素性が見えてこなかった桐原亮司という人物を、スーパーマンか何かのように思っていたところがあったのかもしれません。どんな点でスーパーマンかと言うと、雪穂を想う点で。
原作の桐原亮司という人は嘘偽りなく雪穂を最後まで守り抜こうと生きてきたと思いますし、雪穂を愛することにおいては一点の曇りもない男だと勝手に思っていました。
その逆も同じ。そう、雪穂も。彼女も亮司だけを想う人生だった。亮司を影の踏み台にして自分だけの幸せを追求していたわけではなく、亮司とずっと交わることのない平行線の人生の中で二人で懸命に生きていこうと約束しあっている、そういう生き方を貫いた女性だと思っています。亮司がこの世から去ったとしても、それは変わることがない。それだけの強い強い絆が二人の間にはあったはず。これが揺るぎない一本の軸として常にあったから確実に前へ進むことができた。それが幸せかそうでないかは別として、とにかく彼女は、懸命に生き抜いた。今までも、これからも。…そんな雪穂であって欲しかった。
だから、ドラマのラストで、あんな弱々しい雪穂は見たくなかったな。
あれじゃ今まで二人で生きた白夜行のすべてが否定されている気がする。
亮司と言う存在そのものがなんだったの?と思ってしまう。
取調べを受けた時につらつらと嘘に嘘を重ねて白を切りとおしてあくまでも罪を認めようとしなかった雪穂。「ああ、貴女はそんな女性よ」と思ったのも束の間、最後は生きる屍でしたね。あれは見たくなかったな。
でも、やっぱり、亮司と一緒でドラマの雪穂ならこの結末でも致し方ないなとも思います。

まあ良く言えば、ドラマで見せてくれたこれが二人の本当の姿だったのかもしれないな、とも思ったりしないでもないです(ほんのちょっと)
人間臭く弱々しい、踏みとどまっているべき土台も支えになる一本の柱も何もないゆらゆらと揺れ動く人生、追われて逃げるだけの綱渡りのようなそれこそ「生き地獄」のような人生だったのかなって。2話と3話、3話と4話…と回ごとに全く違う人物のように映ってしまったのはそういうところから来ているのかな、と。この人はこうこうこういう人物、と一括りにするのはよくないのかもしれませんが、それにしても、この二人の、そして笹垣の、キャラクターの統一性のなさには皆さん付いていけましたか(笑)私はダメでした。回ごとというか、45分の間にコロコロと変わるのが、もう、どうにもこうにも…(苦笑)殺すのかと思ったら殺さなかったり、殺さないのかと思ったら「やっぱり殺すんじゃん~!!」だったり(笑)ああなんだ、ただ殺し方を替えただけですか、そうなんだ、よく分からん、お手上げ(笑)

それと。悲惨な人生を見せ付けられた「白夜行」ではありますが、でも、その白夜の「始まり」については……やっぱり、そんなもんで終わりですか。
「始まり」って、もちろん、幼児(性的)虐待ですよ。
雪穂と亮司の原点でしょう。だって。彼らの犯した罪のほとんどに「強姦」が見え隠れするのはそれでしょう。一番人生に大打撃を与えるものですよ。まあもちろん世の中はもっとたくさん悲惨な出来事があるとは思いますけど。でも、本当に、個人的で申し訳ないですが、世の中からなくなっちまえ~と叫びたいものの一つなので、最後まで大事に扱って欲しかった。
篠塚の妹、なんて名前でしたっけ?あの子とのエピソードは省略されちゃったか。篠塚の従兄弟?と再婚するくだりもなかったから仕方ないですけどね。でも、この辺、本当の雪穂を一瞬垣間見れたように感じて一番印象に残っているエピソードだったりするので、それも残念。

白夜行。はっきり言って、「綾瀬はるかちゃん可愛い~~~こわ~いキャッキャ」と騒ぐだけのドラマに終わりました(笑)
はるかちゃん、17歳から25歳まで七変化を演じられて楽しかったってブランチでも言ってたし、まあ、それはそれである意味正しい見方かと思うのですが(ソウカナ)
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