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砂の器 第5話「崩れ始めた嘘の人生」~その3 :: 2008/04/13(Sun)

引き続き『砂の器』第5話、レビューです。
ここでひとまず第1楽章終了、ですかな。
■田所パパの事務所

綾香からはうまいこと言って逃げられたけど、田所パパからからは逃げられない様子。
引き続き和賀ちゃんそれどころじゃないのに、結婚式だの完成披露パーティーだののお話で盛り上がっております。そしてそれをとりあえずはおとなしく座って聞いている和賀ちゃんですが、もう、すっかり、心ここにあらず状態ですね…。今までは田所パパの前だと完璧に“和賀英良”を演じられていたのに、それもだんだん難しくなってきちゃいましたかね。
そしてなんと、田所パパはここでとんでもないことを言い出した。
「総理が春に開かれるサミットのオープニングイベントに曲を使いたいと言っている」と。
この時の、パッと顔が輝いてその一瞬後、ふっと顔をしかめる和賀が面白いですね。
そりゃあ、そんなイベントに曲を使われるだなんてこの上ない栄誉でしょう。でも、今はそれどころじゃない。玲子はどこに行ったのか?あの布切れがどう処理されたか?自分の犯行を隠しおおせるのか?でも「宿命」だけは何としても完成させたい……何のため?自分でも何のためなのか今となっては分からなくなってきた頃合なのかもしれません。でも、分からないながらも、「宿命」はそんなイベントどうのこうのに使われるような単なる作品なんかじゃない、栄光へのステップなんかじゃない、そんな陳腐なものじゃない、それだけは確信していたんでしょう。そんな気持ちが、あのふっと翳った表情から読み取れました。
婚約者の「できたら一番最初に私に聞かせてくれるのよね」の言葉に、またもや忘れそうになっていた“和賀英良”のお面を付け直して笑顔で「ああ」と答える和賀ですが、もうその笑顔も、突っついたらパリンと壊れてしまいそうなほど果てしなく弱々しくなってしまいましたね。もう、そろそろ限界かな。


■玲子のマンション

心ここにあらず状態ながらもなんとか田所親子との付き合いを果たしたその帰り道、無駄と知りつつも玲子のマンションにまた立ち寄る和賀ですが、そこで、重要参考人である「紙吹雪を撒いた女」が扇原玲子だと判明して玲子のマンションへとやってきた今西と吉村と鉢合わせをすることに。
って、この場面がこの前のとくばんでチャイコフスキーと一緒にピックアップされてましたねー。
こーれ、ゾクゾクするいいシーンですものねー。
「砂」班と「器」班が第5話にしてようやくめでたく出会ったんですものね。って、どっちがどっちだか知りませんが(笑)
ただすれ違うだけのシーンがこんなにゾクゾクさせられるなんてねえ。
世界のケンワタナベに引けをとるようじゃこのシーンは白けてしまいますが、ぜ~んぜん、負けてませんから、中居さん。
そうやって、両者とも今は何者なのかを知る由もありませんが、近い将来否応なく関わることになるんだろうなという予感をムンムンに漂わせながら、「宿命」第1楽章のクライマックスをBGMに、ひとまず幕を下ろす、ってそんな大きなシーンになってますよね、ここ。
「その後一週間扇原玲子は誰の前にも姿を現さなかった」のテロップに続いて、黒地に白い「一週間後」の文字。
そう、結局その一週間後、捜査本部は解散してしまった。
そしてそれを新聞で知った和賀が、逃げおおせたと知ってホッと肩をなでおろすかと思ったらまったく違って、がくーっと膝を折って床に崩れこむんですよね。
今まで罪から必死に逃げてきたのが、その目的がなくなってぽっかりと穴が開いたような、それによって、三木への罪の重さを逆に痛感したかのような。
そうして、それからは「宿命」の曲に対して今までと違う取り組み方をしていくことになるんですよね。
だから、この、玲子のマンション前での三者のすれ違いにBGMの「宿命」第1楽章クライマックスはふさわしいといえるんじゃないでしょうか。
捜査本部解散で第1楽章終了。そしてこれからは第2楽章、和賀と「宿命」との新たな関係性が始まることになります。
  1. 砂の器
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